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お魚にまつわる漢字をこのページで紹介します!

皆さんはお魚の漢字をたくさんご存知ですよね?

では?その漢字の由来は何にあるのかの説明は出来ますでしょうか?

このページでは、それを解き明かしていきたいと思います。

今回は4種類のお魚に注目してみました。

イワシ

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皆さんは魚編に弱いと書いてイワシと読むことはご存知かと思います。

イワシってそんなに弱い魚なの?と疑問になる人もいるでしょう。

そう、イワシは弱ってしまいがちだから魚編に弱いと書くんです。

イワシは普段、群れて暮らしています。その数は最大で10億匹にも上ると言われ、この写真の様に沢山集まります。それはイワシの1匹1匹が小さく、外敵に狙われないようにするためです。これは言い換えればイワシ単体は弱くて小さい事を意味し、長時間泳いでいるとうろこが剥がれたりして弱り果ててしまう程です。これでは、外敵から逃げられずに加えて絶滅してしまいます。それを防ぐために群れて暮らしているのも納得ですし、漁で引き上げられると見事に弱ってしまう事から魚編に弱いと書くようになったという説もあります。

この事はQさまというテレビ朝日のクイズ番組にも取り上げられ、それこそ目から鱗が落ちるようなマメ知識となりました。このような生態と習性を題材としたポケモン「ヨワシ」も登場しています。

コイ

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魚編に里と書いて「こい」と読みますね。

恋ではありませんよ?ブラックジャックのユーモアに鯉と恋を掛けた台詞がありました。

さて、話をお魚の漢字の由来に戻しますと、「鯉」という漢字の「里」とは筋を意味します。コイという魚はうろこの筋目がはっきり見えるという事で、魚編に里という漢字を当てたそうです。確かに言われてみれば、こいのぼりをよくよく見ると一つ一つの鱗がしっかりと描かれていて、筋目がはっきりと見えます。このようなコイの見た目と漢字の成り立ちを率直に反映させて、みんなが良く見るこいのぼりのデザインが生まれたという訳ですね。

改めてこいのぼりを見ましょう。

鱗とその筋がよく見えますね。

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サメ

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サメと言えば、牙が鋭くて大きく沢山の魚を狂暴そうな口で捉えて食べるというイメージが沸きますね。

そうです、サメが噛む時に鋭い牙を交差させる様子から魚編に交えると書いて、鮫という漢字が生まれ、サメと読むようになりました。

ちなみにサメの歯は生きている間に何回も生え変わります。しかも、その大きな歯は物を切る事も出来ます。それは空き缶に穴をあける程で、その鋭さを利用して昔の人類は武器や狩猟の道具を作る事もありました。

それから、サメはこの写真の様に人を食いかねない程大きなものだけではありません。人が網で捕まえられる程小型のサメもいます。小さい種類ですとむしろかわいさも感じられます。

水族館で大きさや形が様々なサメを見比べてはいかがでしょうか。

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サメの歯を見ましょう。

いかにも鋭くて頑丈そうなあごの骨も付いてます。

タチウオ

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タチウオといえば、太刀魚と表記もされますが、一文字で魛とも表記されます。

この写真にもある通り、細長くて刀のような姿をしているから、タチウオと名付けられ太刀魚とも魛とも書かれます。ですが、泳ぐ際には立って泳ぐ事もあってタチウオすなわち立ち魚(たちうお)とも呼ばれるのではないでしょうか。

実際、この映像は昔のテレビ番組「トリビアの泉」でも取り上げられ、群れを成して一本立ちでタチウオが泳いでいたのを見た事あります。その速度は遅めでしたが、立って泳ぐ姿には圧巻でしたし、刀の様にも増々見えます。

いかがでしたか?

他にも沢山のお魚の漢字はありますね。

その成り立ちを知る為に、自分で漢和辞典を見たり図鑑を見て調べたりすると、面白い発見が出来ます!

昔の人たちの知恵や感性が学べて勉強になります!

続いてはお魚と社会について学んでいきます。

次 の ペ ー ジ に 行 く 前 に タ チ ウ オ の 泳 ぐ 姿 を ご 覧 く だ さ い

これまた優雅です